新現代を斬る・斜陽篇

政治と宗教のFC2版「余震と雑感」専門の雑文ブログです

年頭所感

元旦朝刊にもいかにも最もらしい美辞麗句が踊っていた 一方テレビは空しさ漂うバカ騒ぎ。いつも思うのは「大義名分・美辞麗句は危険」だということだ。日蓮曼荼羅が何故力を持ち、ずっこけるのか、その秘密はそこに込められた仏性、すなわち“価値の破壊”にあるのではないか、大魔王はそこを表しているのではないかと考えた。通常の日本の神社、真言宗はじめとする仏教は世俗的価値を大事にするが、それでは足りない。世渡りにはよい意味でのアナーキズムが必要なのではないだろうか。仏教とは通俗的価値一辺倒に鉄槌を喰わす哲理であると考えた。ちょっと難しいが、これは仏法や真理にも価値をおいてはならないということでもある。仏法真理を含めたくだらないものの集合体、それが法華ということではなかろうか。人間の原始的本能の裡に「仏」=「くだらなさ」を認めれば全肯定まで突き抜けられるのではないだろうか。進化実現のビフォーアフターも等価なのだ。